5 Nov 2025
11月5日。
2日の夜から、夜中の2時過ぎに覚醒して、朝方まどろむという睡眠スタイルになっている。やはり父のことを考えると涙が出てしまう。そのまま寝てしまうと朝瞼が腫れ上がって大変な顔になるので、涙がおさまって30分たたないと寝られない。そんな理由であまりゆっくり休めていない。
父の体があった時は泣いていたが、お骨になった姿を見た時に気持ちが切り替わった気がした。でも実家にいると何を見るにしても、ここに父がいた、父の姿、声がありありと思い出されてしまう。父の写真を見ると泣いてしまう。
夫は黙って寄り添ってくれていた。買い物、家族葬ホールや火葬場への行き来に、進んで運転してくれた。夫は人との距離感を絶妙に測れる人だと思う。とても気疲れしただろう。
物事をきちんとしたい母と、いい加減な父とはよく言い合いをしていた。結婚以来、勝手な父に母は随分振り回された。今の実家に移り住んで歳をとっても父の性格は変わらない。母は常に父と戦っていたようなものだった。その父が急にいなくなってしまった。
どこを見てもどこを歩いても、そこに戦う相手=父がいて母の気力が保たれていた。
誰にでもあるが、強いストレスで記憶や行動が混乱することがある。今、母はその状態だ。妹も私も近い状態になった。
母は自分の母を看取った時も強いストレスを受けたが、若かったのと子育ての最中だったから気持ちの切り替えができた。だが今回は気持ちを切り替えられるような強い動力に値するものがない。認知症になってしまうのではないか。
妹も私もできるだけ母の様子を見にいくが、それだけでいいのだろうか。近所の方もご高齢だし。妹は気持ちが落ち着くまで近くに来ないかと声をかけていた。私としては、母の生活環境はあまり変えたくないが、1人だと何かあった時に手遅れになってしまう。巡回の見守りサービスなどなかっただろうか。
前から母はお墓のことについて、あとに残したくないから散骨か樹木葬がいいと父と話していた。私も妹も同じ考えだ。
公的なところで樹木葬を行っているところを探してみると、母と妹が言っていた。
私も調べてみたが、個別にするもの、家族単位でするもの、合葬というスタイルがあるらしい。
一番高いのは個別で、高い物だと100万を超える。家族単位は50万くらい、合葬は20万くらい。
ただ合葬は埋葬の時に骨壷を開けて中のお骨を他のお骨と一緒に埋めるというもの。共同墓地。
母の言う、後を引きずりたくない、同じ埋めるなら安いのでもいいと言うなら合葬になるのだろう。
私自身、死んだらおしまいと思っているので、どんなに豪華なお葬式をしようが、美味しい料理を出そうが、死んだ者はそれを経験できないのだから、残った者の気持ちの問題だと思う。ここまでやったからいいかなという、自己満足の度合いだと思う。
おそらく、今残っている家族の中で、みんなを看取るのは私だと思う。私が死んだら誰が後始末をするのだろう。
父の体についてはひと段落ついた。あとは行政的な手続きが残っている。
幸か不幸か、動産や不動産の名義については、父の事業を終わらせた時に母が名義を変更していた。最低限、国民や市民に関する手続きをするだけだが、それだけでは済まない。使っていたものの数々をどう始末していくか。
両親で100坪の畑を作っていた。庭も広く剪定や伐採もしていた。その管理をどうするか。当面娘たちが実家に行った時に畑じまいを手伝っていくことになりそうだが、手に負えないことも多々ある。母は畑の貸主に聞いてみると言っていた。庭は業者を入れていくとも言っていた。
管理を人にお願いするのはお金がかかる。父が亡くなったので、当然年金は減額する。母がもらえる年金はいくらくらいなのか、その額の中で今後の生活が成り立っていくのか、私たちも考えていかなくてはならない。
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