8 Dec 2005
この季節になると、毎年編み物をしようとか、手芸をしたくなる。
去年は刺繍だった。ユザワヤで買ってきて、優雅にやり始めたはいいが、細かすぎてよく見えない。
そして1年がたった。
家の屋根の部分が彩られたまま、刺繍は時を止めている。
今年。
例年並みの寒さというだけあって、暖冬続きの緩んだ体には寒さがこたえる。
2004年で切れたカイロを背中に貼り、足をさすりながら思いついた。
「そうだ、レッグウォーマーを編んでみよう」
編み方はわかるが、道具がない。
買いに行こうかと思い悩んでいるが、刺繍がいやでも目に入り、同じことの繰り返しだと思ってしまう。
今まで完成させた作品はあるかな。
手のひらサイズのぬいぐるみの腹巻が限度だった。
実家にいた頃も、ユザワヤの紙袋を引っ下げてよく帰ってきたものだった。
編み方がおかしくなり、勝手に目が増えたり減ったりする。
模様を作ってみたが、したたかにくずれている。
ほどこうにも、変な編み方をしているのでほどけない。
諦めて違うものを編もうとするが、毛糸が足りない。
そしてその物体は時を止める。
後日、母がセーターを編んでいた。
ほこりにまみれていた毛糸を見つけて、洗い、きちんと巻きなおしている。
「アンタは何でもやりっぱなし」
母に怒られた。
やっぱり買うのをやめようと思っている。
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