のんびり、ゆったり、日々のつれづれ

実家の両親が、畑で採れた野菜をたくさん持って届けてくれました。
大根、人参、サツマイモ、ピーマン。ほかに手作りの切り干し大根や焼き豚などとても私たち二人では食べきれないほど。
笠コ地蔵と内々では呼んでいます。
笠コ地蔵の話はこちら

昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
雪が降る大晦日におじいさんは、作った笠を持って町に売りに行きました。
でもぜんぜん売れません。
おじいさんはとぼとぼと帰ってきました。
途中お地蔵さんが6体、雪の中に立っていました。
「こりゃまた寒いでしょう、どうぞ使いなされ」
おじいさんは笠をかぶせていきましたが、ひとつ足りません。
おじいさんは自分がかぶっていた手ぬぐいをお地蔵さんにかぶせました。
おじいさんは家に帰るとおばあさんに道々あったことを話しました。
「それはよいことをなさいましたね」
おばあさんは喜び、ふたりは白湯を飲んで寝ました。
夜中に外を大勢の人が通る音が聞こえてきました。
おじいさんとおばあさんは外をそっと覗いてみました。
すると、おじいさんが笠と手ぬぐいをかぶせたお地蔵様が、大きな木を引きずって、家の前においています。
ふたりがその木を見ると、中にはお米やお餅、宝物がたくさん詰まっていました。そしてお正月を迎えることができました。

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