のんびり、ゆったり、日々のつれづれ

あまりにも虫が続いたので、虫のカテゴリを追加した。
幼いころ、私は素手でカマキリをつまむという行為をやってのけていた。手のりにして遊んでいたのだ。今考えれば恐ろしいこと。
中学のころ、遅刻しそうになって廊下をダッシュし、ふと足の裏に違和感を感じた。体長5cmほどのムカデを踏み潰していた。ムカデは刺す間もなく絶命していた。靴下だけ替えて、何とかホームルームに間に合った。
山が裏にあったので、とにかくさまざまな虫が家に入り込んでくる。ムカデは顔なじみ、クモは広がると10cmにもなった。クモは見つけたら掃除機で吸い込む。
アレが一番の出来事。
高1のとき、古文の宿題をしていて23時ごろ終わらせ、さあ寝ようと机に手を突いて立ち上がった。左の前腕に黒くて長いものが。
つややかなムカデだ。
「ひぃぃぃ」
振り落とすと、スカートにポトンと落ちた。ムカデはスカートを登ってくる。
「ぎゃあああああ」
夜中なのに大声を出すが、音に敏感なはずの母親はなぜか起きてこない。同室に寝ていた妹を蹴り起こし(ひどい姉だね)妹は怒りもせず、広告の紙と割り箸で器用にムカデを外して、玄関から出て行った。ひきつけを起こしかけていた私は、気が済むまで腕を洗い続けた。
「姉ちゃん、漂白剤原液でかけたよ。半分使っちゃった」
戻ってきた妹はこともなげに言い、また寝てしまった。
翌朝、玄関の外を覗くとあのムカデが縮こまって死んでいた。餌を運ぼうとした蟻も数匹転がっていた。母親に、
「夕べ大きいムカデが出て騒いだのに、起きてくれなかったね」
と言うと、
「あらそう?漂白剤こんなに使って。もったいない」
母の気は漂白剤に向いていた。
一人暮らしのとき、ゴキブリが出た。とっさに履いていたスリッパで叩き潰したが、勢いが強すぎて四散してしまった。
まあ、ピックアップするとこんなものかな。だから私は虫が嫌い。

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