31 Mar 2006
人工呼吸器を止めた医師のニュースが流れている。
尊厳死の法制化を求める声と、危惧する声がある。このスイッチを切れば、自発呼吸できない患者は死亡する。でもそのスイッチは切ることができない。
私も身内を亡くした。管だらけになって青黒く膨れ上がっていた。意識もない。呼吸器によって強制的に生かされている状態。見ていてこちらもとても苦しかった。こんな姿は、本人も望んではいないはずだ。
ずっと前に見た番組で、安楽死を取り上げていた。オランダのアムステルダムだったように思う。老夫婦で、夫がALS。先は長くないと、夫はホームドクターに相談する…。
「依頼された死」1994
私なら、もし自分が回復の見込みがなく、ただ死を待つだけの状態になった場合は、それ以上の医療は求めない。家族に負担はかけたくない。精神的、肉体的、経済的に迷惑はかけたくない。自分の人生は終わるが、まだ生きている家族にはそれぞれの先の人生があるのだから。
コメント
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あたしも自分だったら・・・
自分が死を待つのみの状態になったら・・・
そしたらスイッチを切ってほしいって思います・・・
家族のタメに・・・
そして自分のタメに・・・
でも、それを法律で認めちゃうと
殺人が可能になっちゃうから・・・
きっと難しいんでしょうねぇ・・・
法制化について、現場からは目安が欲しいという要望が6割あるそうです。命が問題なだけに、慎重は期さなければなりませんよね。