のんびり、ゆったり、日々のつれづれ

仕事の延長線で、仕事が終わってから急遽山下公園に車で行くことになった。それも同僚を乗せて。
新車になり、まだ買い物と通勤でしか乗っていない。
それに私は自宅から都会へは車で行かれない。いや、行かないと決めていた。
夫の運転で助手席に乗っていても、首都高は怖い怖い怖い。
あんなスピードで車間距離狭くって分岐を間違えずにすいすいと車線変更できるなんて、私には到底できない技だ。
まず分岐で間違え、パニックでどんどん遠ざかり、戻ろうとして一方通行を逆走し、気を抜いたとたんに追突するかされるか。ありありとイメトレできる。
でも、そんなことは言っていられない。
仕事中にグーグルマップを見て、山のように道順を印刷して、どっさりと同僚に渡した。
「ナビついていますよね?」
「ナビ使ったことない」
「・・・」
「ごめん、ナビまかせる!」
「・・・」
今回は高速を使わず、一般道だけで下見をする。距離はオドメーター…といっても、よくわからないから出発時の数字だけ頭に入れておいた。
他ふたりの同僚とは現地集合。

何とか現地に近づき、そして間違えた。くぐってはいけないトンネルに入ってしまった。
「あー、もしかして行き過ぎたよね」
「えっと、左に○○が見えたらそこ左に曲がって戻れる」
「○○…○○…」
同僚は車のナビとスマホのナビを見比べて指示を出してくれた。何とかぐるりと回って行き過ぎたところを戻る。そこへタイミングよく車のナビが言う。
「この先左折専用レーンに注意してください」
前のナビはそんなことを言わなかったので、??と思いつつ左折レーンに入った。同僚の固い声。
「うーん、入っちゃったか。まあこれでも行かれないことはない」
「あ、そうか、注意してくださいって、入っちゃいけないんだったね。でも行かれないことないなら行かれるよ」
「・・・ま、何とかなるでしょ」
そして現地到着。駐車場付近はグーグルアースでよくよく見ていたので間違えなかった。同僚はきっと1㎏は痩せたに違いない。
同時刻に着いたほかのふたりが来て、
「無事着けたね」
と言ってくれた。
下見を終えていざ帰ろうとすると、
「大丈夫?帰れる?」
と心配してくれた。帰りは私一人だし、ナビを全面信頼して間違えずに帰宅できた。

もうひとりで行かれるよ。

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